朝からサザエさん


休日の朝は睡魔に任せて目が覚めるまで寝ているもの。
が、今朝はそんなささやかな幸福がサザエさんのメロディーに遮られた。

(「オサカナクワエタドラネコ〜」)

AM09:30にサザエさんが聞こえてくる状況を説明できるのは唯一つ!
おかんが電話してきたのである。


(おかん)「起こしちゃった?」

(GGF) 「(朝っぱらから)なあに?」

(おかん)「田舎から葡萄送ってきたからそっちに持っていくけど、今日家にいるでしょ?」

(GGF) 「(・・・)今からぁ〜?」

(おかん)「午前中には着くから」

(GGF) 「(・・・)何時くらい〜?」

(おかん)「そっちに寄ってからお姉ちゃんのところにも届けるつもりだから遅く ならないよ。とにかく午前中家にいてね。」

(GGF) 「う〜ん・・・」

(おかん)「野菜ジュースの缶もあるから。飲むでしょ?!」

(GGF) 「う〜ん・・・」

(おかん)「油ももらってよ!いっぱいあるから」

(GGF) 「え〜。前にもらったのがまだあるよぉ。エコナならもらってもいいよぉ。」

(おかん)「エコナはお姉ちゃんがもってっちゃったわよ。」
    「似たようなのがあるからそれ持って行ってあげる。」


再び枕に頭を沈めつつ、おりほぁんに報告。

(おりほぁん)「今から向こう出るなら、1時間以上はかかるよね。・・・ZZZ」

(GGF)  「寝ちゃダメだよぉ!部屋片付けとかしなくちゃ!」

(おりほぁん)「まだ眠いヨォ。寝かせてヨォ。」


20分程ウダウダした後、
おりほぁんを無理矢理布団から下ろし、
シーツ類を洗濯機に放り込み、布団を干す。
次いで流しの洗い物を片付け、ダイニングテーブルの上を整理。
洗濯物を干し、床掃除・・・

(玄関チャイム)「ピンポーン」

うぁ、もう来た!
片付けは途中であったが、ひとまず玄関へ。
箱を両手に抱えたおかん。
奥には車から別の箱を取り出すおとん。
荷物を置いて、「それじゃぁ」と帰っていく二人。


(GGF) 「えっ?!お茶でも飲んで休んでいったら?」

(おかん)「いいわよ。この後お姉ちゃんのところにも行かないとだから。」


そして車は走り去った。
朝からサザエさんがなった日は、ホントにセワシイのである。
んぁんん。



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