電車の珍人～朝の電車にて～

赤羽駅で私の右に並んできた若いねぇちゃん。
立ちながらファンデーションをぬりぬり。
ビューラーを取り出して鏡とにらめっこ。

あのですね～
化粧する前に、

ずるずる言わさず鼻かめよ！
くしゃみする時は手で塞げよ！
ハンカチちゃんと持って来いよ！

鼻をすすったり垂らしている顔より
すっぴんのほうが許せると思うけどなぁ。
何か違うぞ！新人類！！

電車の珍人～10時すぎの帰りの電車にて～

右隣で大きな声でしゃべっている若い女が二人。
どうやらＡ子さんが、久ぶりに会った友達のＢ子さんに、
自分の近況を説明してるようだ。

（Ａ子のセリフ）
今日、登録している派遣会社に行って、
明日の面接の打ち合せをしたんだけど、
同じ派遣会社からもう一人面接に行く予定が、
急遽自分だけが行くことになったの。

（Ｇ＿ＧＦの心の声）
それは、自分が選ばれたという自慢か？
それとも、ラッキー！ってことか！？

（Ａ子のセリフ）
明日行く会社は、割りと早い時間に上がれるから、
条件的に既婚者とかの希望者が多いだろうな。でも、私の方が（若いんだから）、受かる確立高いよね。

（Ｇ＿ＧＦ心の声）
なんだこいつ！

（Ａ子のセリフ）
でさ、今日とかもそうなんだけど、
（打ち合せが）終わった後に、ご飯誘われて、
しかも、支払いも全部向こう持ちだったんだよね。
なんか私、すごく気に入られてるみたいで、
この間も、少し時間開いたから、
お茶でもしようって誘われて、それも奢りだったんだよね。
なんか私って、そうやっておじさんによく誘われるんだよね。

（Ｂ子のセリフ）
えっ！オジさんだったの？

（Ａ子のセリフ）
そう。ほんと、おやじキラーぶり発揮！って感じ。（笑）

（Ｇ＿ＧＦ）
そんなこと、電車の中で聞こえるように宣言して、
恥ずかしくないんかいな！？
こういう奴にかぎって、
手玉に取ってるつもりで、
逆にいいように使われるんだよ！
おじさんを甘く見すぎ！
自分を誤算し過ぎ！

（Ｂ子のセリフ）
へぇ。私はだめだなぁ。
そんなふうにおじさんに誘われても行けないなぁ。

（Ｇ＿ＧＦ）
Ｂ子！あんたが正しい！
なんでＡ子と友達付き合いしてるの！？

（Ａ子のセリフ）
（話はすでに次の話題へと飛んでいる）
……○×○×（お店の名前）って、おいしいらしいよ。

（Ｂ子のセリフ）
じゃあ今度はそこでランチしようか？

（Ａ子のセリフ）
ん～、でも、そこのランチ\2500するんだよね。
私の時給の2時間分にもなるから、
少し時間を置いてから行こうね。

（Ｇ＿ＧＦの心の声）
ランチ行ってる場合じゃないだろ！
派遣勤めを、自慢してる場合じゃないだろ！
身の程を知れ！
今から根性入れ替えろ！！

何より、
そんな話し、電車の中で大声でするなぁ！！！

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